マルウェア/トロイの木馬とは? | 検出や感染の確認、駆除方法について
トロイの木馬とはどんなマルウェアなのでしょうか。検出や感染確認方法、そして感染した場合の駆除方法について解説します。セキュリティ対策ソフトの1つ、ウイルスバスタービジネスセキュリティサービスなら未知のマルウェアにも対応することが可能です。
マルウェアとは
セキュリティ対策ソフトで防げるものとして、サイバー攻撃やマルウェアがあります。
マルウェアとは、悪意のあるソフトウェア全体のことを言います。トロイの木馬はそのうちの1つです。
本稿では、トロイの木馬とはどのようなマルウェアなのか、そしてウイルスバスタービジネスセキュリティサービス(以下、VBBSS)ではどのような対策が可能なのか、その特徴や対策方法について解説していきます。
トロイの木馬とコンピュータウイルスの違い
セキュリティ対策の話をする上で、トロイの木馬は避けては通れない話題のひとつです。
そもそもトロイの木馬は、ギリシャ神話における「トロイの木馬」という装置に由来しています。
ギリシャ神話における「トロイの木馬」は、自らを優良なものと見せかけ、内部に侵入し、攻撃するという装置です。マルウェアにおけるトロイの木馬も同じメカニズムです。
マルウェアにおけるトロイの木馬と、いわゆるコンピュータウイルスとの最大の違いは、単体として侵入したり、感染したりするものではないということです。
例えば、優良なフリーソフトに見せかけて侵入するケースがあります。
そして実際にそのソフトを動かすと、隠れていた悪意のある機能が作動し、コンピュータにバックドアを作ったり、パスワードを盗んだりするのです。
さらに、多くの場合は一見するとユーザが希望した通りの動作をしているため、トロイの木馬であると認識できることは、ほとんどありません。
気づかないうちに、自らのコンピュータがマルウェアに感染してしまうのです。
VBBSSが未然に防ぐ悪意ある挙動
トロイの木馬の挙動を防ぐためには、そのプログラムがどのように動作して何をしているのかを、セキュリティ対策ソフトがしっかりと把握・認識していることが重要です。
VBBSSは、トレンドマイクロが提供するクラウド技術基盤であるTrend Micro Smart Protection Networkとの連携により、15分ごとに更新される最新のセキュリティ情報を参照して新たな脅威に対する効果的な防御を提供します。
また、AI技術を活用した機械学習型検索や挙動監視の技術により、パターンファイルには記載されていない未知の脅威に対する対応力を強化することができます。このような多層防御を用いて、トロイの木馬のような悪意あるソフトウェアから、コンピュータを守っているのです。